西条市 ホンダ フリード 水漏れ事例 西条市 Y様 秦自動車工業

いつもご利用いただいているY様。愛車はホンダのフリードです。
雨の日に運転すると、運転席の足元に水溜まりができるとご相談いただきました。
多い時には2ℓくらい溜まってしまうとのこと。
それは大変!とすぐに修理したいのは山々でしたが、
原因が分からなければ対処しようがないので、一度お預かりしてお調べすることに。
どこから水が入り、運転席まで入っているのか
なかなか原因が掴めず難航しました・・・。
原因を追究するためわざと水を流して、どう漏れているか探すところから始まりました。
地道に探したかいがあって、無事修理することができましたので、今回はその修理事例をお伝えします!
運転席の水漏れと言っても、考えられる原因はさまざまです。
・フロントガラスの周辺のシールの劣化
・ドア周辺ウェザーストリップのゴムパッキンの劣化
・エアコンのドレンホースの詰まり
・ボディやパネルの腐食、劣化
・カウルトップ(フロントガラスとボンネットの間)の排水不良
などなど挙げられます。
今回は対象外ですが、このほかにもサンルーフ搭載車では排水口の落ち葉や泥水などによる詰まりが原因で室内に水が漏れることがあります。
原因を探ろうにもどれだけ水をかけても、最初は水漏れしませんでした。
水漏れしなければ原因もつかめないので、一度ご返却すると数日後に水漏れが発生したとご連絡がありました。
水をかけてから時差があることが分かり、少し長期になりますが1週間ほどお預かりして再度原因を探りました。
結論、「ボディやパネルの腐食、劣化」が当てはまりました。
カウルトップ(フロントガラスとボンネットの間)の隙間から伝っていき、写真の赤い囲み部分の内部接合が甘い箇所からじわりじわりと内部に水が浸食してしまっていたようです。
大きな穴があるわけではないため、雨が降った日に走ってもすぐには水漏れせず、数日後に内部に溜まった水が漏れ出始めるといった症状が出ていました。
接合部分を一度外して再度接合し直すため、黄色の囲み部分まで外して作業をしていきます。
まずはフェンダー部分を取り外し、その下の外パネルを取り外し、さらに奥の溶接部分も取り外します。
ところどころ黒い線が見えます。ここから雨水が伝って入ってしまっているようです。
納車時は接合がしっかりされていたものの、長年の雨水の影響や接合素材の劣化などから、シーリングがはがれてしまったり、亀裂が入ってしまったりすることがあります。
外パネルを取り外した状態。
白いシーリングのすきまからも水が伝って浸透してしまっているようなので、専用の道具で奥のパネルを取り外し再度シーリング材で設置し直します。
一度取り外し、再度設置します。
メーカーによりシーリング材のつけ方やその上の外パネルの溶接方法などが異なるため、車種に応じたつけ方を心掛けています。
修理後、実際に水漏れが直っているかチェックします。
※画像はイメージです。
雨を想定して、水を大量にかけましたが水漏れする気配はありませんでした。
お客様にお渡し後も安心してご乗車いただけています。
なかなか珍しい状態だったので、オーナーも勉強になったとのことです。
今回は原因追及の点検にかなり時間を要したので、お預かりしたのは1週間ほどです。
費用に関してはお車の状態、原因などさまざまですので、その都度のご相談になります。
お車をお預けいただく期間はもちろん代車をご用意いたします。
お車に何か違和感や不具合を感じたら、お気軽にご連絡・ご来店ください。
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